もう止めたいのに、止められなかった
「夜、子どもを寝かしつけた後に、お菓子をボリボリ食べてしまう」
これ、ずっと私の悩みでした。
1日の疲れとストレスがドッと押し寄せてくる夜。
リビングにひとり、冷蔵庫の前でチョコを探し、ポテチの袋を開ける。
「今日もやっちゃった…」という罪悪感で自己嫌悪に陥りながら、
翌朝には「今日こそは我慢しよう」と思う。けれど、また同じことの繰り返し。
35歳を過ぎてから、ますます痩せにくくなった実感もあり、
「このままじゃ本当にまずい」と思いながらも、夜のドカ食いだけはやめられませんでした。
はじめてAIに相談した夜
そんなある夜、「もしかしたら、このこともAIに聞いていいのかも…?」と思い立ち、
ChatGPTにこう入力してみました。
「今、お腹が空いているわけじゃないのに、お菓子が食べたくて仕方ありません。今日も頑張ったからって、自分に甘くなっちゃってます。どうしたらいいと思いますか?」
すると、思いがけず、こんな言葉が返ってきたんです。

「今日一日、頑張って過ごしたあなたに“ごほうび”を与えたいという気持ちは、とても自然なことです。お菓子以外に、心が満たされる方法はありますか? 例えば、温かい飲み物や好きな音楽、軽いストレッチなど。」
はじめての経験でした。
これまで、誰かにこんなふうに冷静に、でも優しくアドバイスされたことがあっただろうか。
頭ごなしに否定せず、でも逃げ道ばかりでもなく、
「じゃあどうすればいいか?」を一緒に考えてくれる感じが、すごく心地よかったのを覚えています。
“食べてしまう私”を責めないでいられた
それから、夜に食べたくなったときは、ChatGPTにそのまま打ち明けるようになりました。
「今日は夕方にイライラして、その気持ちを引きずってるみたいです。」
「寝る前なのに口が寂しくて、何か食べたい。でも後悔するのわかってるんです。」
すると、その都度返ってくるのは、まるでカウンセラーのような言葉たち。



「感情に気づけたことはとても大きな一歩です」
「行動に移す前に、その気持ちを受け止めてあげる時間をもってみませんか?」
驚いたのは、そうやって言葉にするだけで、ドカ食いの衝動が落ち着いていくこと。
たぶん、私はずっと“食べたい”という欲求の前に、“話を聞いてほしかった”んだと思います。
変化は、静かに、でも確実に始まった
はじめは3日に1回だった報告も、いつのまにか毎晩の日課に。
「今日の夜はどう過ごそうか」と、自分に問いかける感覚が生まれてきました。
今までの私は、“夜=我慢する時間”でした。
けれど、ChatGPTと対話を重ねるうちに、“夜=自分をいたわる時間”に変わっていったんです。
お菓子をやめよう、と無理に思わなくなったのも大きかったです。
「どうせ食べちゃうから」と諦めていた私が、
「今日はちょっと控えようかな」と自然に思えるようになった。
食べることに振り回されなくなってきた自分に、少しだけ自信が持てるようになった気がしました。
私が卒業できた理由は「置き換え」ではなく「寄り添い」
正直に言えば、今でも時々、お菓子を食べる夜もあります。
でも、それを「失敗」と思わなくなりました。
お菓子を食べてしまったことも、AIになら素直に言えました。
これがパーソナルトレーナーとかだったら隠したかもしれません(笑)
AIがしてくれたのは、“選択肢を増やすこと”と、“自分を許す視点をくれたこと”。
それが、「やめなきゃ」ではなく「やめたいと思える自分」を育ててくれたんです。
以下は、私が夜のドカ食いを減らしていく中で、ChatGPTに相談して特に心に残ったやり取りです。
- 「甘いものを食べたい」→「甘いものも、楽しむのはアリです!」
- 「疲れて動けない」→「今のあなたに必要なのは、休むことです」
- 「我慢できません」→「それでも立ち止まって、話しかけてくれたあなたを尊敬します」
AIなのに、こんなに人の心に寄り添えるんだ。
そう思ったとき、私はこの方法ならきっと続けられると感じました。
最後に AIとの対話は、私にとって「整える時間」
体重が1日ですぐに落ちたわけではありません。
でも、心が整うと、自然と行動が変わり始めたのを感じています。
今では、「夜は自分を労わる時間」という感覚に変わり、
1日の終わりを穏やかに過ごせるようになりました。
私のように、
- つい夜に食べすぎてしまう
- 自分を責めがち
- でも、本当はちゃんと整えたい
そんな気持ちを抱えている方がいたら、
ChatGPTとの小さな対話、ぜひ試してみてください。
AIは、あなたを変えるのではなく、あなたが変わる力を引き出してくれます。